39・白馬八方温泉
温泉
施設外観。
古い記録の為、浴場などの写真は残っておらず、この写真のみ。
夜間だったし記憶もあいまいですが、温泉街の中心にあったような気がします。
成分分析書
残念ながら撮影しておらず。
詳細はググってみてください。
概要
国内で最も酸性度の強い温泉は秋田の玉川温泉(源泉としては群馬県・草津の香草温泉)らしいですが、アルカリ性の最高峰は実は埼玉県の都幾川温泉と並んで、この白馬八方温泉になります。
そのpHは実に11.3前後に及び、還元性の高い湯として近年再評価が高まっている温泉であります。本当は埼玉に住んでいる時に都幾川温泉も行きたかったのですが、あそこ1日4組限定の食事つきプランしか用意していないため、独り者の私は入る事が出来ませんでした。
さて、白馬と云えば長野オリンピックでスキー競技の会場となった場所で有名ですが、あんまりスキーに興味のない私はあるペンションを狙ってこの時の旅に臨んだのです。
こんや12じ だれかが しぬ
みどりさん・・・
階段を降りるとそこには・・・。
そう、ここはサウンドノベルの金字塔「かまいたちの夜」の舞台となった、ペンションクヌルプです。
思い入れのあるゲームでしたので、テンションが上がる上がる。
過去のファンが残して行ったかと思われる落書き。
ペンションに迷惑だからトイレの壁に落書きをしてはいけませんよ。
おうネタバレやめろや!
まぁそんなわけで、往年の名作ゲームの思い出を巡ってついでに温泉も楽しむにはいい旅程なんですよね、白馬八方温泉。
また、この時は季節が良い時期でしたので・・・
黒部ダムも見に行ってきました。紅葉のシーズンだったので、凄い人でごった返してました。
絶景なり絶景なり
時間の都合で室堂にあるこのみくりが池高原温泉には入れず。
ここは日本最高地点にある温泉なので、いずれ入りに来たい・・・。
まぁここの美しさは実際に来ないと伝わらないので、詳細は割愛します。
次に来るときは宇奈月温泉まで抜けてみたいね。
総評
大分脱線しましたが、白馬八方温泉は世界的にも珍しい高アルカリの温泉です。
理論上、アルカリが強い温泉と云うのは皮膚がヌルヌルと溶けていくはずなんですが、実は割とそんな事は無かったのが印象的でした。
臭いは硫黄とも土の臭いとも違う、独特の香りがしました。例えるなら、水酸化ナトリウムの試薬瓶・・・。アレなんて例えたらいいんでしょうかね。
確かにヌルヌルはしているのですが、もっと中性よりの温泉でローションみたいな温泉(この時点では山梨の奈良田温泉)を知っていたため、あれ?っと拍子抜けた気がしたのを覚えています。
その後の経験で分かった事ですが、ヌルヌル感はpHとはまた別の要因で高まっているようです。詳しい事は新潟の咲花温泉の所で書いた内容を読んでもらえると良いかもしれません。
美食
(写真が)ないです・・・。
ペンションクヌルプの晩御飯はかまいたちの夜みたいに、ちょっとしたホテルのコース料理然として美味しかったですよ。
また、作中に登場する謎のケーキ「ミシシッピーマッドケーキ」ってのも本当にあるので、みんなもペンションクヌルプに泊まって、かまいたちの夜ごっこ、しよう?