まさかのうどん県2回目。
温泉
施設外観。浴場は人が多く撮影不可。
成分分析書
概ね冷泉が湧く四国だが、源泉32℃と比較的温度は高い。
また、放射能も含んでいるようだ。
炭酸水素イオンの濃度に注目して頂きたい。
概要
飛行機が高松空港に接近した時にまず目を引いたのが、その溜め池の多さです。
四国の中でも香川県の水不足は昔から深刻だったそうで、上空から見た香川県は、そこかしこに溜め池が散見されました。そのくせ現代に於ける絶対的うどん王国なんだから、水不足なんだか水使い過ぎなんだかよくわかんねぇな。
そんな香川県も近年のボーリング技術であちこちに温泉が掘り当てられているようで、今回は2年前の四国旅行ではスルーしてしまった仏生山温泉にいよいよ入湯♂。
仏生山温泉は高松市内の住宅街にポツンと存在する小奇麗な日帰り入浴施設で、比較的最近整備された温泉なのだという事が窺い知れる。いや詳しいルーツまでは知らんけど、自然湧出ではこの泉質は恐らく出ないと思われます。
前述の通り、香川県民は浸かる水があるならまずうどんを茹でる習性があり、あまり温泉文化があるように思えない香川県ですが・・・この仏生山温泉は泉質が良いためか、そこそこ地元の人からも利用されているようです。
やはり日本人、温泉の少ない県でもやはり足を延ばして入れるお風呂は皆さん大好きなんですね。
さて、友人の案内で屋島にもいってきたのですが、もしもこの地にも熱い温泉が湧いていれば、源平の戦いの構図も変わったものになっていたかもしれません。ケガの回復にはうってつけですから。
屋島寺。友人二人も参拝中。しかし古い寺だこと・・・。
関西から西側は本当に古代日本の気配を感じる史跡が多い。
ロマンがあるねぇ。
総評
成分分析書の所でも書きましたが、特筆すべきは1kg辺り5000mgを超える炭酸水素イオンの濃さです。
この濃度は1L辺りの水に5g以上の重曹が溶けている計算で、塩素で処理されているにもかかわらず相当なヌルヌル感が肌にありました。pH自体は7.5とド中性なのですが、まるで角質が溶けたかのようなヌルリッぷり。
浴後には同行した友人の顔がテッカテカになっていたので、皮膚の軟化作用と角質を溶かす作用があるようです。まさに美人の湯。
四国は土地が狭いためか、ここも規模としては中・小規模の浴場でした。
洗い場の数が少ないなど、あまり大きなキャパが無いのがネックですが、その中でも内湯のほかも露天に3種類の浴槽が用意されていて、飽きないような工夫が施されていました。
特に評価したいのは、露天エリアにある恐らく源泉をそのまま使ったと思しき超ぬる浴槽です。冬空でしたのでぬるいというかむしろ寒いくらいだったのですが、加温浴槽で温まった身体をクールダウンするのには絶妙に気持ちのいい湯で、この浴槽は地元民の間でも争奪戦になっている気配すらありました。
みろく温泉の湯はあまり特徴が無かったのでそこまで期待してなかったのですが、四国の湯もなかなか侮れないと感じた技ありの温泉でした。
うどん県もうどんだけじゃなかったんですね・・・。
美食
今回は山田屋でうどんを食べました。県内では高級店に類されるうどん屋。
色々食べましたが、ここが一番美味かった。
また、超人気店やまごえうどんも食べに行きました。朝からこの行列。
釜玉と月見を食べるつもりだったのだが、注文間違えて「釜玉大2・月見大2」と注文してしまい、8玉食う羽目に。6玉で限界がきて、2玉は友人にヘルプしてもらった。
やまごえも美味いは美味いんだけど、クオリティはやはり山田屋の方が上でした。
しかしこの価格が現すように、ここは味よりもコスパが良いうどん屋なのです。
香川の有名店・一鶴の骨付鳥「おやどり」
美味かったけど、肉が異様に硬いので初心者は柔らかい「ひなどり」にすべきでしたね。タレがめっちゃ美味いので、おにぎりを浸して食うと最高です。
今回は香川がうどんだけじゃないという所もアピールしましたが、まぁ基本うどんでしたね。
実は今回の旅ではもう一つ温泉に立ち寄っているのですが、またそれは別の機会にでも。