温泉美食倶楽部活動報告書

温泉の成分分析表に興味ある人向け

35・富岡温泉

温泉

f:id:sticknumber31:20180118020349j:plain

施設入り口

f:id:sticknumber31:20180118020636j:plain

更衣室から見た浴室。

奥に3つの浴槽があり、右から源泉、中温泉、低温泉と段々と左に流れ込む放流式になっている。要するに一切水で埋めておらず、どれも恐ろしく熱い。右は真冬でも入るのがキツイ。夏は無理。絶対死ぬ。中温浴槽でもキツイ。

 

成分分析書

f:id:sticknumber31:20180118021319j:plain

湯の川温泉はどちらかと云うと塩化ナトリウムがメインの成分であったが、これに対して富岡温泉は炭酸水素イオンが豊富だったり、溶存量もほぼ生理食塩水と同等の濃度勾配となっていて、実にバランスの取れた成分分布といえる。

源泉は何と65℃!あの浴槽はこれをドバドバと放流しているのである。

 

概要

以前も書いたかもしれないが・・・ここがカルト温泉たる所以は、客層はほぼ半数が893に占められているからである。

近くに893の事務所があるからという理由らしいが、建前上はタトゥーの方はお断りとなってはいるものの、派手な彫り物を背中に背負った相当ガラの悪いジイさんやらオッサンがうようよしています。比率としては普通の爺さん:893=1:1位なので、まぁ半数は893ですね。午前中に行ってもいました。

とはいえ、893は特にガンつけなければ絡んでくる事も無いので、一人で静かに入る分には特に問題になる事も無いでしょう。

ここには何度も入りに来ていますが、流石に近所に噂も経っているのでしょう、子連れ客は一度も見た事がありませんでした。いや、そもそも子供が入れる湯の温度じゃないですね・・・。

そういう意味では、ある意味では静かに入れる銭湯かもしれません。

f:id:sticknumber31:20180118022540j:plain

この看板も相当カルト。サウナもあるが、ほぼ893に占拠されているので、一度も利用した事がありません。

 

総評

お湯の質は恐らく函館市内でもトップクラスの良さでしょう。

加水・加温が一切なく、ゼロ距離・自家源泉の直流しであるため、恐ろしく湯の活きが良いです。しかも塩類と重曹のバランスもよく、効率よく身体に熱を伝える事の出来る等張泉に分類されます。

 

しかし65℃の湯を容赦なく掛け流しているため、源泉浴槽まず殆ど人が入る事が出来ないと思われます。というか死にます。地元の爺さんも殆ど低温浴槽の方に入っていました。

 

一部の893が中温浴槽を使い、その中でも特に熟練の893がサウナの後に水風呂をキメて、身体を慣らしてから高温浴槽に挑戦しているようです。

とはいえ、夏場は誰もこの高温浴槽は入れないと思われます。体感的にこの源泉浴槽は冬場でも47℃以上の温度になっており、私も真冬に数回チャレンジした事がありますが、中温→水風呂で数回慣らした後でもギリギリ10秒浸かれるかどうかでした。

とにかく、常人ならば指先を付けただけでも飛び上がるほどの熱さなのです。

 

浴場の設備は少々古く、カランは押している間だけ噴出する形式で、シャワーも昔ながらのレバーを捻る形状です。椅子も小さいので少し洗いづらい。

 

何よりここは客の半分が背中に墨を入れた893ですので、気持ちの面で居心地が良いかと云われれば良くないです。

実際に入りに行く方はよく注意するようにしてくださいね。

 

美食

美食らしい美食はこの周辺では五稜郭に出なければ無いのですが、カルト繋がりでマニアックな居酒屋を紹介しておきます。

f:id:sticknumber31:20180118024235j:plain

たこ焼き・こけし

富岡温泉の割と直ぐ近くにあるので、興味ある方は行ってみると良いでしょう。

店内は狭く、カウンターのみで4席程度だったような記憶が。

大量のフィギュアが展示してあり、猫もウロウロしているなど非常にディープなサブカル臭の漂うたこ焼き屋です。ちなみに明石焼きも選べる。

西尾維新の作品が大好きなマスターがぼちぼち話し相手になってくれることでしょう。